不動産の所有権移転登記の書類がある程度できたらあとは双方のハンコを押して申請するだけです。
今回はその前に心配だったので事前相談というのに行ってきました。
法務局・登記申請の事前相談窓口に行く
自分ひとりで申請書類を作ったのでもし間違っていたら、ハンコを売主さんに再度もらわないといけない事態になるので、できればチェックしてもらいたいものです。
法務局は申請書類のチェックはしていない
しかし法務局に電話で聞いてみると、
「申請書類のチェックはしてないんです。」
と言われます。しかし
「登記申請事前相談窓口というのがあるので、わからないところを限定して持ってきてもらったら、相談には乗れます」
ということなので、そのアポイントを取って相談しに行くことにしました。
なんやかんやで登記書類のチェックをしてくれる
当日、法務局の事前相談窓口で「登記申請書類を作ってまして・・・」というと「見せてください」と言われ、どんな登記をしたいのか聞き取りがあり、結局作ってきた登記申請書類を隅から隅までチェックしてくれました。
住所が一か所抜けていたのを指摘していただき、あとは登録免許税の計算も合っているとお墨付きをもらいかなり安心できました。
ハンコを押す場所を聞いておくのも忘れてはいけない
ハンコを自分が押したり、売主が押したりする場所もしっかり教えてもらったほうが良いでしょう。特に売主のハンコは申請当日は出席していないのでもらい忘れがあると、またもらいに売主さんのところに行かなければいけません。
それぞれの書類に万が一訂正が有ってはいけないので「捨て印」という書類の端にハンコをもらうとよりスムーズに手続きを進められるでしょう。
申請書に署名押印していく
申請書類が出来上がったら、自分(買主)と売主が署名押印していきます。
この時書く住所も「印鑑証明書に記載されている通り」の住所です。〇丁目が数字なのか漢数字なのか、〇番〇号なのか〇番地〇号なのかなど、全く同じように記述しないといけません。
再び法務局に行って所有権移転登記を申請する
書類に署名押印をもらったら、法務局にまた戻ってきて出来上がった申請書類を提出するだけです。
所有権移転登記に持っていくもの
この時に持っていくものは
- 作った所有権移転申請の書類一式
- 登録免許税
- 自分の実印
です。登録免許税は申請書や台紙に収入印紙を貼って納付するシステムですが、法務局に収入印紙販売所がだいたいあるので現金で持って行って問題ありません。
実印は受付書類に押印する箇所があるので持っていきます。
素人書類には一定の警戒感がある
本人申請は珍しいのか、申請書類を提出すると
「自分で作られたんですか?登記事前相談窓口は利用されましたか?」
というような質問をされました。相談員さんに確認してもらって作成してます、と伝えると問題ありませんでした。
法務局は登記の申請書類を受け取ってもその場で書類に不備がないかなどのチェックは行わずとりあえず受付だけします。不備があるとまた電話で連絡するというシステムです。
ですので、またあとで大量に不備が見つかるととても面倒なので、素人が作ってきた書類の受付に一定の警戒感があります。
最後に登記完了の日付とともに引換証のようなものを渡されました。
不動産の所有権移転登記を自分ひとりで申請してきた【事前相談も】:まとめ
所有権移転登記の申請書を法務局に提出してきた。
申請書に不備がないかのチェックは法務局ではやらないことになっている。が登記事前相談窓口というのがあり、ある程度申請書を作っていくとなんやかんやでチェックしてくれる。